駐車場・コインパーキング経営の徹底ガイド 東京編

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初期費用

コインパーキング開業にかかる初期費用ってどんなもの?

コインパーキングの経営を考えた特にまず気になるのが初期費用だと思います。
コインパーキング経営は他の土地活用にはない独特なメリットがいくつかありますが、その一つに初期費用が少ないことが挙げられます。
マンションや商業ビルなどの賃貸物件を経営するときにはかなり大きな初期投資が必要ですが、コインパーキングは建物ではないのでそのような大きな費用はかかりません。

初期費用はコインパーキングの形状によって変わってきます。(土地をすでに取得している、かつ建物が無い状態としています)
ここでは初期費用の目安をいくつか挙げていきます。

(1)土地の整備費用

車が停められるように更地をアスファルト舗装したり整地したりするための整備費用です。
すでに舗装済である場合など、駐車に問題がない土地の場合は必要になりません。
コインパーキングでは各種機器を地下に埋設するため、一般的にアスファルト舗装が必要となります。
さらに、施設内での利用者同士のトラブルを抑制する意味でも、駐車スペースのラインは常に明確にしておく必要があります。また、出入り口付近に障害物がある場合は追加工事となります。(歩道の切下げ、ガードレール、電柱など)
アスファルト舗装工事の費用は業者によって異なりますが、1平米辺り5,000円程度が相場のようです。
コンクリート舗装にすると、アスファルトよりも金額が上がりますが耐久性は上がります。

(2)機器の調達と設置にかかる工事費用

駐車した車をロックするためのロックプレート(フラップ版)や精算機など、コインパーキングならではの機器の購入代金とその設置にかかる工事費用です。
コインパーキングの運用方式によって必要になる機器も変わってきます。
機器によって金額も変わってきますので、どの運用方式を導入するのか慎重に検討してください。

(3)看板と照明、監視カメラなどその他設備にかかる費用

利用者を駐車場に誘導するための看板や使用方法を説明する看板、夜間利用のための照明などの購入代金とその設置にかかる工事費用です。
また、駐車スペースや精算機の周りに、保護や不正利用を防止するためのバリカーを設置します。車止めのブロックやフェンスを設置することもあります。
事故や車上荒らしを抑制する意味でも、駐車場の夜間照明は不可欠です。
さらに最近ではいたずら防止や無銭駐車の抑止のため監視カメラを設置することが多くなっています。
場合により、隣地への侵入防止で壁を設置する場合もあります。
消火設備も忘れずに手配しましょう。

☆コインパーキングの運用に必要になる主な機器・設備について

コインパーキングの運用方式はいくつかあります。
ここでは昔から現在までよくある3つの運用方式を取り上げ、必要な機器・設備をご紹介します。

①フラップ(ロック)式:集中精算機
②ゲート式:ゲート式精算機
③チケット式(前払い式):単体精算機
④フラップレス(ロックレス)式:集中精算機

①集中精算機

現在主流の精算機で、個別の駐車スペースにロック板を設置して、それらを一括で管理するタイプの精算機です。
売り上げ集計やマーケット分析にも役立つうえ、クレジットカードや電子マネーが精算できるタイプもあります。

②ゲート式精算機

比較的大規模な駐車場で採用されている方式です。個別の駐車スペースにロック装置がないため1台あたりの設備費用を抑えることができます。 出入り口がひとつの「一車線式相互通行ゲート」と出入り口が別れている「二車線式入出庫別通行ゲート」があります。

③単体精算機

大通りの路肩に駐車可の標識とスペース表示をみたことはありませんか?あのような個別の駐車スペースで使用されている精算機です。現在は新規で採用されることが少ない旧式タイプです。

現在、色々なバリエーションが普及しているロック式コインパーキング

現在、ロック式コインパーキングのロック方法はフラップ版だけではありません。
これまでよく使われている方法から最新の方法までご紹介します。

(1)フラップ式(ロック板)

車体下にフラップ板があるタイプです。フラップ板が上がることでロックします。現在最も普及しているタイプで、設置や撤去がしやすいというメリットがあります。

(2)前面フラップ式

駐車スペースの前面にロック板を設置します。乗り逃げがしにくいというメリットがありますが、車長の長さを考慮する必要があるので、あらかじめスペースを長めにとって設置しなくてはいけません。

(3)昇降式ロックプレート

地面に埋め込まれたプレートが上昇することで車体をロックします。プレートを埋設する工事が必要なのでコストが高くなります。

(4)ゲート(スイングロック)

踏切の遮断機のように車の前面にバーが降りてきます。乗り逃げ対策に有効ですが大きな装置を設置する必要があるのでスペースを広くとる必要があります。

(5)フラップレス(ロックレス)

フラップ版を設置することなくシステムを使って遠隔で管理し、精算機を使用します。フラップ版で車体を傷つけることがないので利用者に人気です。
主に入庫車を把握する3メガピクセルカメラとナンバー認識ソフトウェア、インターネット環境が必要になります。
インターネット回線を利用した場内の遠隔操作や、過去の画像検索も可能なので、トラブルの少ない次世代のコインパーキングといえます。

以上が初期費用として想定される内容です。
自己経営の場合はこれらの要素のすべてが必要になります。
コインパーキング運営会社に任せる場合、更地であった場合は舗装費用が掛かる場合がありますが、そのほかの機器の調達やその設置にかかる費用、照明や看板、管理にかかわる監視カメラや消火設備にかかる費用はすべて運営会社の負担になります。運営会社との契約内容によってはオーナーが負担する場合もありますので、運営会社に任せる場合はどこまで任せるのか、契約前にしっかり確認しましょう。

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